ある日こんな番組をやっていました。「地域づくり週間 困りごとの解決策、コミュニティ再生のヒント」 ということで、
『ふるさとの希望を旅する“無縁”から“創縁”へ 都市の地域づくり』
都会で起きている孤独死やごみ屋敷などの課題を地域でどう解決していくのか。以下の3つの都市の事例が紹介されていました。
大阪府豊中市からは、農園から生まれる創縁社会として、定年後の男性が農園を通じて地域デビューした話、都市に人と人とのつながりを取り戻そうと、誰かの課題を自分の問題として、一緒に解決していくというだれもが寄れるサロンの活動の紹介。
次に、東京都の立川市の大山団地の自治会の活動。孤独死が相次いだことから、「向こう三軒両隣」「ゆりかごから墓場まで」住民たちの見守り運動から自治会で葬儀まで行う活動。
最後は富山県富山市の障害のあるなしや年齢に関わりなく地域の人々を一緒に受け入れるデイサービスの例。番組の中での「迷惑を支え合いながら、地域で生きる。人は生きている間は誰かしらに迷惑をかけて生きていくもの。」と代表者の方の言葉が印象的でした。

どの事例をみても、それぞれ生き生きと活動している地域の方々の姿が映し出され、住民のパワーを感じました。そして、自分だけが良ければいいというのではなく、誰かの役に立ちたい。そのような活動をしているうちに自分自身が元気でいられる、身の周りの人がみんな幸せなら自分もうれしい!そんな優しい気持ちが伝わってきました。人はたった一人では生きられない。いろいろな人と関わってしか生きられないのだから・・・