春分の日や秋分の日が年によって日が変わるのはご存知の方も多いと思います。法律で具体的に月日が明記されていない春分の日・秋分の日は、 前年の2月の官報に暦要項(れきようこう)でその月日が発表されます。
今年も2月1日の官報で翌年(平成24年)の暦要項が発表されました。この暦要項には、国立天文台で推算した翌年の暦(国民の祝日、日曜表、二十四節気など)が掲載されています。
それによれば、来年、平成24年の秋分の日は9月22日で、秋分の日が9月23日でなくなるのは、昭和54年(1979年)9月24日以来、実に33年ぶりのことだそうです。ちなみに春分の日は今年と異なり、来年は3月20日です。
日本の祝日を定めている「国民の祝日に関する法律」によれば、春分の日は「春分日」、秋分の日は「秋分日」を採用するとされています。つまり、日付を特定せず、年ごとの計算(推算)で定めているのです。(この「春分日」、「秋分日」というのは天文学上の呼び名だそうです。)
私たちが日常、何げなく親しんでいる祝日にもいろんな意味があることが分かりました。ちょっとしたことや身の丈で届きそうな現象に関心を寄せて観察することは、毎日を少しでも豊かに過ごすうえでも大切な要素だと思いました。(Q)